島津勢の猛攻に耐え、駆けつけた秀吉に「その剛勇鎮西一」と誉め称えられた立花宗茂は、九州探題大友家の元家臣であったが、秀吉によって筑後柳川十三万石の大名に取り立てられた。

安芸津藩の改易で浪人となり、江戸で渡り用人として糊口を凌ぐ片桐弦一郎。

死してなおこの世に留まる幽霊を、誰もが生者と同様に接し暮らすことが当たり前となった社会。

父・育雄が故郷の村長に当選し、中学二年生の奈央はこよみ村に移り住む。村には秘密の書「予言暦」があるという。

作家になるまでの道のり、偏愛する映画や本、昔好きだった女の子の話…独自の視点で日常を切り取り、丁寧に言葉を紡いだ著者初のエッセイ集。

謎の組織によって供給されるその金属の黒い箱は、別の場所の別人の思考へとつながっていた…。

私の選択は、間違っていたのですか。真面目に、正直に、懸命に生きてきたのに…。

絶世の美女にして全身に百の眼を持つ妖怪・百目。彼女の探偵事務所は、妖怪と人間が共存する“真朱の街”にある。

悪しき霊を討つ者・鳴弦師の母を亡くしてから数ヶ月―久遠明は、かつて鳴弦師だった叔父の倫太郎と、その式神で猫の多聞が営む古書修繕店・遠鳴堂に身を寄せていた。

小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。

西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。鮫島は、事件の鍵を握る平出組の前岡を追うが、公安警察からの横やりが入る。

「タカハシノヤツ…」夜の新宿で恋人とデートをしていた草西英の前で、中年男が死の伝言を残して死んだ。

函館・赤レンガ倉庫群近くの海で発見された水死体。水産会社を経営する一ノ瀬祐二だった。

あなたに四〇〇ポイント差し上げます―ろくでなしの失業男ペテルソンは絶頂にあった。

あなたに四〇〇ポイント差し上げます―ろくでなしの失業男ペテルソンは絶頂にあった。

昭和初期の小倉。私鉄職員の“わたし”三輪は、陶器会社に勤める仲間、秋島、久間とともに詩を愛好していた。

東大在学中に司法試験に合格し、エリート検事の道を邁進する霧島三郎。

オカルトマニアの少女が絞殺され、両手首を切り落とされた姿で発見された。

大親友の結婚式まであとわずか。

街道沿いのレストランで働き始めた俺は、ギリシャ人店主の美しい妻コーラにすっかり心を奪われてしまった。

幼稚園児の姪っ子の面倒を見るはめになったニート青年の奮闘記 著者自らの幼稚園児送り迎え体験をもとに幼稚園を巡る事件と園児たちの大人顔負けの賢さを描く涙と笑いの連作ミステリー。

「特捜部Q」――未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の一部署である。「Q」が今回挑むのは、外務官僚の失踪事件だ。

2000年、北千住にある<弓島珈琲>。

警察小説の巨匠の放つ新シリーズ、開幕! 時効撤廃を受けて設立された「特命捜査対策室」。

【オールタイム不可能犯罪ミステリ・ランキング第1位! 】 ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。

新宿に事務所を開くまるなげ堂は、報酬さえもらえれば犯罪スレスレのことでさえ引き受ける少しばかりイリーガルな便利屋。

ブックス・カフェやまざきは、本が読めるカフェスペースが人気の、商店街の憩いのスポットだ。

59万部突破『生存者ゼロ』の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作家が放つ最新作! 「いまそこにある危機」を徹底的に活写! 国を守るとはどういうことか――根源的な命題を日本人に問いかける衝撃の傑作エンターテインメント! 【あらすじ】活発化した梅雨前線の

待望の動物園ミステリーシリーズ第3弾! 『戦力外捜査官』で人気急上昇中の著者書き下ろし、動物園ミステリー第三弾! 事件の鍵はフワフワもこもこ愛されキャラのあの動物

天明四年(1784)弥生二十四日未明、麹町の佐野善左衛門邸を見張る霧子は、屋敷内の不穏な気配に胸騒ぎを覚えていた。

ものにやどった魂=「ものだま」の声が聞こえる坂木町に引っ越してきた五年生の七子。

江戸湾にクジラが迷い込んできた。漁師たちが仕留めようとするが、クジラは逃げて行ってしまう。

時は鎌倉時代末期。足利家の家宰・高師直は、幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就く。

探偵・川庄が活躍する「吉祥寺探偵物語」シリーズ第2弾。

人を守るとはどういうことなのか? 知力、体力、先読み能力。

多国籍グループと日本人との対立は急激に悪化し、多国籍同士の抗争も始まった。彼らは豊かさを求めて日本に来たはずなのに……。

『最後の事件』で滝底に消えたホームズ(『シャーロック・ホームズの思い出』所収)。

十津川警部は亀井刑事と三上部長刑事の特命を受け、警視庁を退職した岡部道夫の事故死に関する捜査のため岡山に向かった。

たんぽぽ探偵事務所(略してタンタン)の翔太とマリンは、横浜・馬場道で亡くなった女性の第一発見者となる。

『邪馬台国はどこですか?』再び! 日本文化を研究する「和風研」の女子高生たちが、討論形式で日本史の謎を大胆に解く連作短篇集。

休暇でロンドンを訪れた杉下右京が、 殺人事件の容疑者と間違われたことから捜査に関与する「奇術師の罠」、 香港の連続殺人鬼の完全犯罪を暴く「シリアルキラーY」の2編を収録。

十万部突破の新感覚ミステリ、涙の完結!? 事件・事故現場を専門とする清掃会社で働き出した桃子は、現場に遺された想いに感応し、手のひらだけがくすぐったくなったり、無性に焼きそばを食べたくなったり、動物になったりする超常現象に襲われる特殊能力の持ち主だ。

仕組まれた謎、驚愕の真相。

戦前派きっての本格ミステリの名手として再評価著しい大阪圭吉のスーパーレア短篇38篇を一挙に収録! 本格ミステリ、ユーモア小説、スパイものに健筆をふるったストーリーテラーの全貌が、今ここに甦る! 幻の短篇集からの30篇に加えて、未刊行作品8篇

新宿中央公園脇で停車中のマイクロバスが放火され、乗っていたモデル嬢ほか七人が焼死した。

警視庁捜査一課の大谷努警部は30代半ばの二枚目でモテモテだが、大変なマザコン。

インターネットを舞台にした人気のサイコパス・サスペンス『公開処刑人 森のくまさん』第2弾! あの 「森くま」事件から三年。

傷心の妖狐高校生。沢崎瞬太の夏休みは今年も補習とともに始まった。

強い自意識を抱え続けてきた十三歳の少女・手袋鵬喜。

江戸の長屋で密室殺人事件が発生! 事件現場で住人たちが目撃したのは、天翔ける巨大な白猫だった……。

『QED』や『カンナ』などの人気シリーズを持ち、著作累計200万部突破の高田崇史氏が切り開いた、歴史ミステリの新境地『神の時空』シリーズ第二弾! 横浜で起こった不可解な殺人事件と、東海地方を襲ういつ止むともしれぬ豪雨。

先進的な試みが多くなされている民営刑務所。

楽しかったはずの学生生活…。

貧乏ひまだらけ、吉祥寺探偵事務所の4人のいっぱいいっぱいな日常と不思議な依頼者たちが織り成すユーモアパズルミステリー。

時は戦国時代末期。越中を支配する佐々成政は、天下取り目前の羽柴秀吉の野望を挫くため、孤軍奮闘していた。

新入生の三重子が立ち上げた謎の部活〈総理大臣暗殺クラブ〉。メンバーは一風変わった者ばかり。

気だるい平日の午後。職場でいつもと変わらない時間を過ごす女性。